ティッシュペーパーなど家庭紙各社が物流改革を急いでいる。消費者が「安さ」を求める家庭紙はかさばる割に単価が恒常的に安い。消費増税直前の駆け込み特需の混乱が一段落し、市場では需要期の年末にかけて先安を懸念する声も出始めた。物流費高騰分の製品価格への転嫁は容易でなく、運転手の確保も難しい。各社は物流費を抑えて収益を搾りだそうと腐心している。 2019/10/30 11:30日本経済新聞 電子版より