eleten 技術
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eleten®︎技術とは、独自のナノテクノロジーを駆使した技術であり、薬剤の効果を保ちながらその副作用を極限にまで減らす
ことを可能とします。この技術は多くの領域での応用が可能であり、現状最も多く利用されているのが、衛生用紙領域です。
以下では、衛生用紙領域向けeleten®︎技術の特徴を紹介します。
衛生用紙領域用 eleten®︎技術の特徴
薬剤
(例:除菌成分)
※イメージ図
衛生用紙用ナノカプセル本体
特徴① 薬剤をナノサイズに分解
独自のナノテクノロジーを駆使し、薬剤をナノサイズにまで分解。
薬剤は用途に合わせてカスタマイズ可能。
殺菌成分、消臭成分、香料成分など。
特徴② 3層構造のナノカプセル
薬剤を包み込む3つの層は用途に合わせて設計し、配合する。製紙過程において原料のパルプとナノカプセルを混合する際、中身の薬剤が溶け出さないように特別加工している。
したがって使用領域に合わせて変更可能。
※イメージ図
薬剤
(例:除菌成分)
衛生用紙製品中のナノカプセル本体
特徴③ 水に触れると瞬時に溶ける層
上記の3層は製紙過程の乾燥工程において、100℃以上の温度にさらされると各層が化学反応を起こし、1層(左図の紫色の層)に変化する。
この層は、陽イオンを帯び、また水に触れると瞬時に溶ける特性を持つ。衛生用品を使用する際、この陽イオンを帯びたナノカプセルは陰イオンを帯びた細菌の細胞壁を破壊することで殺菌する。
また水と共に使用することで、紫色の層は溶けカプセル内の薬剤が瞬時に放出し、薬剤本来の効果を発揮する。
特徴④ 製品中のナノカプセルのカバー率99%
独自のナノテクノロジーを応用することで、製造過程においてナノカプセルを均一に原料に分散させる。
これにより完成した製品中のナノカプセルカバー率は99%にも達する。
※イメージ図
特徴⑤ 従来に比べごく少量の薬剤で同等の効果*
従来の90%以上の除菌効果を持つ衛生用品は不織布を薬剤が入った溶液(濃度1,000ppm)に浸けて製造する。一般的に1トンの不織布に対して1.7kgの薬剤が使用される。しかし、eleten®︎技術を使用することによって薬剤用量は従来の約1/3,500で、同様の除菌効果(90%以上*)をもたらすことができる。
※90%以上*:SGS通標標準技術服務有限公司による中国国家標準GB15979-2002
「使い捨て衛生用品衛生基準」付録C4規格での試験結果